毎日暑いです。
挨拶は「暑いですね」一択。
毎年「危険な暑さ」と言われます。
毎年、最高気温を更新と言います。
いったい、この先どのくらい暑くなるの?
身体を鍛えたらこの暑さは克服できるのでしょうか?
おそらく、それだけでは無理でしょう。
お若い学生さんでも熱中症になっていますものね。
それにも増して高齢の方が熱中症の危険がある理由があります。
熱中症になりやすい人
高齢になると身体の感覚器が鈍くなります。
暑い、寒いを感じにくくなります。
のどが渇く感覚も鈍くなります。
「うちの家はいい風が入るの。全然暑くないの。」
高齢のお客様にこんな風に言われても 心の中で
「本当かな?」って思ってしまいます。
「それでも扇風機やエアコンを上手に利用してくださいね。」
というしかないかと、、、。
一回エアコン付けてみて!きっと今より快適です。
自然の風で健康を保てる気温ではありません。
水分補給について
熱中症対策の策として
あとはこまめな水分補給です。
暑い時には冷たいものが欲しくなります。
常温、温かいもの、冷たいもの
あなたは普段どれを選んでいますか?
これらの選択をするのも ちょっとした中毒性があるように思います。
暑い時に冷たいものを飲みだすと、
ずっと冷たいものを欲するようになるような気がします。
若いころ、毎朝カフェ(当時は喫茶店と言ってました)でモーニングを食べていました。
夏になり、毎朝大きなグラスにたっぷりのアイスコーヒーを飲んでいた所
カフェから戻ると ものすごい吐き気がしました。
自分では何故かわからなかったのですが
親から「朝から冷たいものを飲んでたんでしょ。」と言われました。
内臓が朝いちばんから冷たいものを受け入れるのが辛くなったようです。
それ以来、どんなに暑い朝でも 朝食には温かい飲み物を選ぶようにしています。
それから何十年も経ってから
フィットネスのお仕事をしている時です。
エアコンがついた快適な環境で身体を動かすことで汗をかく場面もありますが
プールでのお仕事は、まるで風呂場でダンスをしているような環境です。
湿度も高く暑いプールサイドで跳んだり跳ねたり。
真正面からボイラーの熱気が吹き付けるようなプールもありました。
たくさん仕事をしていると、冷たい飲み物を用意するのが面倒で
常温の飲み物で仕事をするようになっていました。
「冷たいものは内臓に負担になる」と思って常温の飲み物にしていたと思います。
同じように常温の飲み物でレッスンをしていた仲間が体調がよくないということで
整体かどこかに行って聞いた話は
「暑い時は冷たいもの欲しくなりませんか?口の中が冷たくなると満足度は
上がりますよね。一日中運動しているのですから、冷たいものも飲んでいいんですよ。」
と言われたそうです。
私は冷たいものが少し苦手で、冷たい飲み物の方ががぶ飲みしなくていいのかもしれません。
私の親は胃が弱く、いつも胃が熱いから、と言って冷たいものを一気飲みして
更に胃に負担をかけていました。
身体に良くない選択というのは、いつの世もわかっていながらやめられないもの。
どんな温度の飲み物でも手に入る現代ですから、頭を使って選択しなくては
健康にはなれない時代ですよ。
先日息子が連日仕事中に「4~5リットル水を飲んでしまう。」と言っていました。
息子と私は一緒に仕事をしていますが1階と2階で別々に過ごしています。
家で水を飲んでいる様子を見ると、明らかに異常な飲み方です。
コップの冷たいお水を2~3秒でゴクゴク。
それを2杯たぶん4~500ml飲んでいます。
私は「その飲み方、ちょっとおかしいよ。」と言いましたが
本人は何を言われているかわかりません。
毎日4~5リットル、その調子で飲んでいるみたいです。
それが食前で、お腹膨れてしまうのでご飯は量は食べられません。
本人もあまり体調がよくない自覚があったようで
次の日からお水は常温にして、少しずつゆっくり飲むようにしました。
その次の日、「水の飲み過ぎでナトリウム不足になってるかもしれないから
ちょっと塩分補給してみようかな」と言い出しました。
水の飲み過ぎでナトリウム不足になるのかな?と思いましたが
ご本人、身体がだるかったみたいです。
水の温度や飲む量、難しいですよね。
夏の暑い時期、どのような水分補給が理想なのかなんですが
「喉が渇いているかどうか」を基準にしない方がよいようです。
エアロビクスのレッスンをしていたころは
60分のレッスンで20分おきに、喉が泡いていなくても
水分補給をしていただいておりました。
その時には運動中なのでゴクゴク飲むのではなく
3口程度、少し口を湿らせるくらいでかまわないのです。
運動していない時も同じような感じで、定期的にチビチビと
こまめに少しづつ水分を摂取するのが よいようです。
30分おき、60分おきにコップに口をつける決まりに
してしまえばいいのです。
特に感覚が鈍くなっている可能性のあるお年頃の方は
この決め事が熱中症対策になりますので、やってみてくださいね。
お出かけの時間にも気を向けて!
それと、家ではエアコン。
昼の暑い時間に無理に外に出ない。
窓から見ていると、日傘もささず、帽子もかぶらず
ご年配の方が昼の一番熱い時間に歩いていることがあります。
私の歩く速さの30%の速さで歩いています。
「なぜ、今お出かけしてんの?」「夕方じゃダメなの?」
「頭暑くないの?」アッそうか、その感覚ももはや感じてないのか、、、。
水筒とか持ってないだろうな~。
そんなことを思いながら、毎日2階の窓辺で外を見ながらお弁当を食べています。
その時に感じたことを今日は書いてみました~。
いくつになったら感覚が鈍くなるのかというのも人それぞれです。
自分は高齢ではない!と思っていても感覚が正常かどうかはわかりません。
私もこまめな水分補給とお部屋の温度管理はしています。
お外に出るのは、仕事の空き時間なので暑いかどうかを
選択できていませんが、それ以外はできています。
夏はこの水筒にお水を入れて仕事をしています。
保温が効くので冷たいお水を入れています。