SEIKOSEIKO

2023.12.09

,

私がピラティスを始めた頃

こんにちは

あっという間に12月になりました。

今年の夏はものすごく暑かったからか

11月でも上着がいらない日もありました。

12月になってやっと冬らしくなってきましたね。

どんなに寒くてもスタジオは運動に快適な温度にして

皆様をお待ちしております。

 

さてさてこれを読んでくださっている方は「ピラティス」したことありますか?

これからやってみようと思っている人もいるのかもしれません。

もしかしたら、やってたけど やめちゃった人もいるかもしれませんね。

そんな方ももしよかったら私の話を読んでみてください。

 

私もピラティスと出会ったときは 全くピラティスの良さや効果がわからなくて

「筋トレと何が違うの????」の?まみれでピラティスの指導研修を受けていました。

その頃私はフリーインストラクターでフィットネスクラブ内で開催される研修を受講して

そのレッスンのクラスを担当させていただくというシステムでピラティスと出会いました。

研修は受けましたが、ピラティスのレッスンは担当させてもらえず

「よくわかってないのにレッスンできるわけがない。」と自分でも納得していました。

ただ、代行といって正規のレッスン担当者がお休みしたいときの代打のインストラクターとして

何度かレッスンをしたことはありました。

心の中で「お客様ごめんなさい。私あんまりこのレッスン自信がないのよ、、、。」と心の中で

思いながらやっていたのは はっきり覚えています。

代行でレッスンをやればやるほど、私にはピラティスは縁がないな~と思っていました。

ところが、ある日スポーツクラブのお知らせが書いてあるファイルに目を通していると

ピラティスの養成コースのご案内がありました。

私の仕事を休まなくても行ける日程です。

 

 

 

30歳も過ぎてから子どものころの夢をかなえて 運動を仕事にした私ですが

そんなに若いわけでもなく、でもできることなら末永くこの仕事をしていきたい!

そう思っていたので、エアロビクスのインストラクターになって

スポーツクラブに出入りできるようになると、とにかく横展でいろんな研修を受けて

少しでも永く働ける道を探していました。

ちょうどピラティスの養成コースに行き始めた頃と同時進行で

パーソナルトレーナーの勉強もしていました。

今思うと、そんなに要領がいい人間ではないのに

子ども3人のお世話とレッスンと勉強と。

私、結構頑張っていたと思います。

パーソナルトレーナーの勉強はレッスンがすべて終わってから大阪で夜勉強していました。

勉強の場に入る前に子どもに電話をして 終わったらまた電話をして。

帰宅すると夜22時くらいになっていたかもしれません。

もう忘れてしまったけど、でもあの勉強は自分が知りたくてたまらないことばかりで

身体や気持ちのしんどさより 知りたい欲が勝っていたと思います。

 

 

ピラティスの養成は、はじめはマットエクササイズのコースでした。

東京から日本人の先生が大阪に教えに来てくれていました。

ただ、内容はエクササイズをテキストに沿ってさ~っとやって

1か月後までに毎日練習しろというミッション。

指導理論では「言葉は短く端的に。褒めるな。そんな時間があったら次の指示をしろ。」

解剖学的な話はあまりなかったか、私が覚えていないのか、、、。

なんかピンとこないまま第1回が終了しました。

1か月間、一緒に受講した人と集まって練習をしたり 家でみんながくつろいでいる中

ひとり意味も分からない動きを必死で練習しました。

とにかく動きのポイントも何も教えてもらってなくて、ただひたすら1日1回ワークアウトをする。

気合いと根性で必ず毎日練習する!

そのうちにアウターマッスルが疲弊してきて「もう頑張れませーん!」と思ったらすっと楽に動けた瞬間が

ありました。

「あれ?今の何??もしかしてこれがインナーマッスルが働けてるってこと?これがピラティスなのか?」

これ、毎日1か月練習して感じたことです。

 

ただ指導者の立場で、お客様にこの方法でピラティス習得してもらうとなると

大半の方は途中で離脱されると思います。

だって、わかるまで面白くないですし めちゃしんどいです。

そう思ったらやっぱり指導者としての私はモヤモヤしていました。

1か月経って、もう一度みんなで勉強プラス中間報告的な集まりがありました。

その時、私たちと同じところで仕事をしていないか、職業がインストラクターではない人がひとりいて。

みんなで昼食を取りながら「毎日のミッションできた?」などと話をしていると

その人が「私忙しくて、あんまりできてない。そんなのちゃんとやっていなくてもわからないでしょ。」と。

私は心の中で「そうかもしれないけど、毎日やらないと試験受けられないのにいいのかな?」と思っていました。

そう、テキストに自分が実践した日にち、指導練習をした日にち、指導の様子を見学した日にちを書き込むようになっていて

それが埋まっていないと試験を受けられないと説明されていたのです。

午後から全員でワークをしました。

誰かが指導のキューだしをして みんながそれに沿って動く。

練習してなくてもわからないだろうと思っていた人は、明らかにわかるレベルで動けないし指導できませんでした。

この時、毎日コツコツ積み上げると 必ず成果は出るということを知りました。

その人も後半1か月挽回してしっかり動けるようになって試験を受けていました。

おそらく、自分でこれはいかん!と感じたのでしょう。

2か月間の養成期間は、私の印象ではひたすら動いて身体で理解したピラティスでした。

試験が終わって、合格したことを知った時人生で初めて自分を褒めてあげたい!と思いました。

何故って、毎日1日も欠かさずピラティス練習して、よくわからんピラティスがなんとなく理解できるようになったから。

それまでも、エアロビクスの養成に行っている時は睡眠毎日3時間で練習してたり

トレーナーの勉強も夜遅くに大阪で勉強したり

今思うと私、結構頑張ってたんですけど

ピラティスの時は何かが違いました。

自分に自信がついた気がしました。

指導についてはまだ、モヤモヤしたものがあって

褒めないことも 弾丸のようにキュー出しをし続けるだけのような指導にも

動きの修正はどのタイミングでしたらいいのか?このペースで誰もがついていけるのだろうか?

そんなことを考えてしまうと、仕事に落とし込めずにいました。

パーソナルトレーナーの方の活動は始まっていて、

「ピラティスの養成を出た。」というだけで、実績はしばらくありませんでした。

 

ピラティスの認定を取った人になった頃の私。

ここから、2年のうちに次の養成に行くか、単位更新のための研修に参加しなくてはいけません。

この2年後、運命が変わる出会いがありました。

 

当時のテキスト、古文書級にボロボロで

ファイルしなおしています。