SEIKOSEIKO

2024.06.26

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健康を言語化すると


こんにちは Pilates Plusのエノモトセイコです。

皆さん、健康になりたい 健康にいいことなど「健康」という

言葉を使うことがあると思いますが、そもそも健康な状態ってどういうものなのでしょう。

WHOが「健康の定義」としているのが

とあります。

健康というのは病気、又は身体が弱いということを計っているのではなく

身体と精神が健全であり、社会と関わることができていることを健康といいます。

例えば、癌であっても身体に障害があったとしても お仕事ができている人は

たくさんいます。

又、お仕事はしていなくても、何かしらのコミュニティに属しているとか 

介護サービスを受けるとか孤立していない状態 これも社会生活を送っているというと思います。

その人たちは身体は健康体と言わないかもしれないけれど

社会と関わることができているから、精神的には健康なわけで

癌があっても元気に働けているなら、その人の中で働けているうちは健康。

障害があっても社会と関わっていけているなら それは健康。

そんな風にくくられているみたいです。

身体が自由に動いても、痛いところがなくても、

社会と関われない状況の人は健康ではないということ?

なるほど、身体が自由でも人と関われない人は健康ではないと定義づけられているのですね。

何かのきっかけで そうなってしまうことって簡単にありそうでもあるし

なんなら、自分も人との関わりを避けようとしていたこともあります。

これは、不健康な考えだね、、、。

幸いなことに、私はお客様が来てくださることで孤独を感じることもなく

生活することができていました。

「人は一人では生きていけない」と言いますが、人と一緒にいても孤独な人はいます。

どうかそんな人が減って 「健康」な状態の人が増えますように。

そのためにも「健康とは」を誰にもわかりやすく説明していきたいと思います。


健康を維持するために必要なこと

健康でいるために必要なことが3つあります。

例えば自分の調子が悪い時、この3つのどれかが足りていないのではないか

と考えていただくと どこを改善すれば健康を維持できるのかが理解できます。

・栄養:食事はしっかり食べることができていますか?

    あなたの食べたものには栄養がありますか?

    栄養のバランスはとれていますか?

お腹が膨れたらそれでいいということはなくて、

何を食べると栄養が摂れているかを理解できていないといけません。

以前にも言いましたが、私たちの身体は食べたものでできています。

どんな栄養を摂ればいいのかわからない人もいると思いますが

まずは栄養のあるものと そうでないものを理解しましょう。

お肉、魚、野菜は栄養があります。

ご飯やパンも栄養があります。

お肉や魚には筋肉の素になるたんぱく質が豊富。

野菜にはビタミンや食物繊維が豊富。

ご飯はエネルギーに代わる栄養素があります。

筋肉をつけたいなら お肉だけを食べたらいいわけでもなくて

人間は雑食動物なので「なんでも食べる」が理想的です。

偏った食事をしていると 栄養は偏ります。

では、栄養がない食べのもは何でしょう?

嗜好品と言われる お菓子であったり 栄養分を上回る添加物が入っている加工品

は身体に入った時にどんな影響があるのか 考えたことはありますか?

この日本で生きていくのに お菓子も食べない 添加物も摂らないで生きていくのは

結構大変なことです。

でも、お菓子や加工品でも安全を意識した食べ物もありますし

自分で作るという手もあります。

そして、少しは毒も身体に入れておかないと、完璧に無添加生活では

少しでも添加物が身体に入った途端、拒絶反応が起こることも考えられますので

そこは上手く加減をするのがいいと思います。

なんでも0か100かという極端な考えは自分も周りも大変です。


・休養:睡眠は十分とれていますか?

    頑張る時と休む時のメリハリはついていますか?

    休むことは悪だと思っていませんか?

人によってスタミナの量は違うので誰かと比べて

「自分は頑張りが足りないのではないか」と思ってしまう人もいるかもしれません。

でも、しっかり休養を取らないと、スタミナを充電することもできないですし

益々体力は落ちてしまいます。

睡眠はどのくらいとるとよいのかも人によって違うようですが

日本人の睡眠時間は世界的にも短いことで知られています。

そして、時間だけではなく「いつ寝るのか」というのも重要だと思っています。

人間は 「睡眠欲求機構」と「体内時計機構」という2つのシステムにより

睡眠をコントロールしています。

起きている間に脳に疲労が溜まって「睡眠をとって脳を休ませたい」となってくると

眠たくなります。昼間は「活動のホルモン」が優位に働き 夜になると脳を休ませたい欲求と

共に眠たくなる「お休みホルモン」が出てくるのが正常だとすると 

夜更かしや昼夜逆転の生活では

「活動ホルモン」と「お休みホルモン」のバランスが崩れてしまいます。

睡眠負債も昼夜逆転もホルモンのバランスが崩れる原因です。

ホルモンのバランスが崩れることのリスクはたくさんありますが

今回はそこは省きます。とにかく身体にいいことはない!ということです。

・運動:特別なことをしなくても 軽く身体を動かす 散歩をするなどできていますか?

    1日1回は家から出ていますか?

    運動は特別なことで自分にはできないと思っていませんか?

運動は好きですか?運動が嫌いな人には何か運動が嫌いになるきっかけがあったと思います。

私はそういう人に「自分にもできた!」と思ってもらえることをコンセプトに

ピラティスを提供しています。

運動と聞くだけで「めんどくさい」とか「辛いことをする」という印象の人もいるかもしれません。

そんな人も、ショッピングに行ったらいっぱい歩くかもしれませんし

大好きなアーティストのコンサートなら

ずっと立っていられるし手を振っていられるのではないでしょうか。

そんな活動も運動と言えると思います。

運動の効果としては身体の中の流れが良くなります。

身体の中を流れているものと言えば「血液」なので血流が良くなります。

血流が良くなるの逆の状態は「血液ドロドロ」とか言いますね。

血液の流れがいいと体温が上がります。

筋肉の中にも血液が流れているので疲れの物質も流れていきます。

血液は心臓から出て身体を駆け巡り心臓に戻ります。

その間に身体の中の掃除をしてくれます。

流れのない池の水はよどんでいますが、流れのある川の水はよどんでいませんよね。

運動は身体の流れをよくしてくれます。

他にもストレス解消になったり、筋肉がつくとか、体力が向上するなどの効果があります。



栄養が満ちたものを食べ、しっかり寝て、運動をすれば健康になって体力がつく。

では、体力の構成要素とは何でしょう。

体力というと「力が強い」ことだったり「スタミナがある」ことを体力と思っていませんか。

もちろんそれも正解。

肉体的体力というと「力がある」「走るのが早い」「スタミナがある」ことを指します。

いくら肉体が強くても、頻繁に風邪をひく人はどうですか?

それは体力があると言えるでしょうか?

病気になりやすい人のことを免疫体力がない人と言います。

では、病気にもならないし、肉体的にも体力に恵まれている人ですが

すぐにやる気がなくなる 飽きてしまう 心が折れてしまう

最後までやり遂げられない。こんな人を精神体力が足りない人と言います。

せっかく身体は恵まれているのにメンタルがついてこないことで

本来のパフォーマンスが出せないアスリートって、一昔前の日本には多くいました。

今はメンタルトレーニングも運動指導と共にされるようになり

選手のコメントものびのび楽しんでプレーしている感じが出ていてしかも強い。

そんな印象になってきました。

心と身体は表裏一体です。

いくら身体が出来上がっていても心も鍛えていなくては体力が充実しているとは言えないのです。



これを読んで、自分には何の要素が必要でしたか?

足りないものはありましたか?

人は知ることで変化することができます。

栄養、休養、運動はものすごく大変なことと感じる人もいるかもしれません。

これからも、この3つを充実していただけるように、発信をしていきます。