SEIKOSEIKO

2024.06.19

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運動指導をするうえで心がけていること


こんにちは Pilates Plusのエノモトセイコです。

私が初めて「運動を教える」ことを学んだのは、たぶん33歳の時です。

結構細かい記憶が曖昧で、女性によくある「記念日好き」という概念が全くなくて

記憶は曖昧ですが。

その時は運動を教える人になりたかったか というとそんなつもりはなくて

身体のこと 特に「運動と痛み」について興味があって

ちょうどそのタイミングで「エアロビクスインストラクター」の養成の募集があって

そこにエントリーしたのでした。

養成では、ダンスの実技はもちろんプログラミングの構成 

運動理論 筋肉の名称 運動強度の計算 適正心拍数の計算 適正体重の計算

もっとあったと思います。

そんなに出来のいい生徒ではなかったけれど

25年経った今でもそのテキストの中に書かれている全てのことが

ほぼ頭に入っているとは思います。

計算は嫌いだったから、自信ないですが(笑)

その時に「あなたたちは今からインストラクターとして、、、」この言葉が

やたらと頭に残っています。

インストラクターとして提供するものは

この3つを提供して 人気と信頼あるインストラクターになれと。

これは、現場に出て絶対に忘れてはいけないことと認識して

自分の基礎になっていると思っています。
今はピラティスの現場でお客様と向き合うのに、この時習った3つに近いけれど

自分の中の軸の一つとなっていることを書いてみようと思います。


①安全

安全の配慮ができていないと、お客様に怪我させてしまうかもしれません。

参加者が動きがわからず 危険な動きをしてしまうこと

スタジオのマシンや器具の扱いでミスがあること

この全てがお客様を危険な目に合わせてしまうリスクがある

また、スタジオでは私とお客様の二人きりの状態になります。

路面店ということで、突然知らない人が訪ねて来たりすることがあります。

これも、毎回私はドキッとしてしまうんですね。

お客様がスタジオの中にいる間の責任は私にあると思っています。

アポなし訪問、セールスの人には悪いけれど、本当に怖いんで

できれば来てほしくないです。



②喜び

インストラクター養成ではここは楽しさでしたが

ピラティススタジオをするようになって、「喜びを提供する」

という使命を感じています。

うちに来られるお客様は決して運動が大好きなわけではない人も多く

今まで運動を避け お困りごとを作ってしまった人だったり

体力がないことも 筋力がないことも 全て自分のせいだと思って

気を決して来られた方もいらっしゃいます。

その人たちにとって、「運動」って何なのでしょう。

めんどくさいとか 子どもの頃プライドが傷つけられた記憶とか

続かなくて自己評価を下げる項目であるとか

そんな立ち位置ではないでしょうか。

それでも、やると決意して来てくださった方に

もちろん楽しんでいただきたいですけれど、

その前段階として

「自分にもちゃんとできた」とか

痛みが軽減したとか 姿勢が良くなったという変化が

喜びになり、自信になり、そして運動が楽しくなるのだと思うんですね。

エアロビクスというのはダンスを提供し、たくさんの人と

空間と音楽で一体感を味わうことができることで

運動の辛さが軽減されて継続につながり、健康になるというプロセスの運動法。

マンツーマンのピラティスでは、自分に打ち勝つことで得られる達成感が喜びになる

というと、何だか格闘技みたいだけれど

コツコツ続けること、自分の身体と向き合うことってひとりでは割と大変。

特に運動が好きでもない人がコツコツできますか?

だから、スタジオに予約をしてちゃんと来ることも努力だし

少しでもできなかったことができると上達だし

わからなかったことがわかる事

できる、わかるという自信とか

身体が理想の方向に変わるなんて「喜しい」を感じてもらいたいのです。


③効果


効果がないのに好きでもないことを続けるなんて無理なことです。

だから来ていただく方には 効果を実感していただけるように最善を尽くします。

ピラティスではどんな効果があるのでしょうか。

初めにカウンセリングをします。

そこで聞いた お困りごとやなりたい理想を叶えることを第一優先と考えています。

身体に変化があったというと こんなことがあります。

健康診断の数値が良くなっていた。

できることが増えた。

痛みがなくなった。

人から姿勢が良くなったと言われた。

メンタルに変化がある人もいます。

気持ちが前向きになった。

自信ができた。

新しいことにチャレンジする気持ちが湧いてきた。

などなど、、、。


ところが、お客様は面白いことを教えてくださることがあって

そういえばピラティスをするようになって ここ数年風邪ひいてない。

いつも冬になると膝が痛くなることがあったのが 忘れていた。

こういうのは、長く続けている人が「そういえば、、、」と ふと思うらしく

考えてみたらピラティスしてるからなのかな???

みたいなうっすらとした確信です。

でも、その方がピラティスのおかげじゃない?って思ってくださってることが

私には嬉しいです。

実際、免疫力が上がることで風邪をひかなくなる

筋力が付く 関節に負担がかからない動きを習得できることで

痛みを起こさない身体になることも考えられます。

そのことに気づき ピラティスしてるから!と自信をもっていただけること

これも大きな効果だと思います。



皆さんも何か運動してみませんか?

只今、新商品を製作中!

スタジオが遠くて通えない人にも何かできないかと

今年に入ってからずっと考えていて

やっと思いがまとまってきました。

ピラティスインストラクターとして

運動指導者、パーソナルトレーナーとして

自分ができることを

カタチにしているところです。

お楽しみになさってください。