SEIKOSEIKO

2024.05.15

お腹のインナーマッスル 腹横筋

4月の半ばからインスタライブを週1のトークライブに切り替えました。

2024年の誕生日から100日ライブで ストレッチをはじめて

4月いっぱいでたぶん100日達成。

こういうとこ、ちゃんとカウントしないい加減な性格です。

このいい加減な性格のおかげで、絶対100回以上はしてるはずだから

これはこれで良しとしよう!

で、次にライブでお話をしていこうと思いまして、ピラティスで使いたい筋肉のカテゴリーとして

「インナーマッスルとアウターマッスル」のお話をしたところ

そこからのコメントから話が膨らみ、なんと3回にわたる「インナーマッスル」の話題に。

しかも、黙って話だけをするってできないですね~。

つい動きたくなる。

なので、3回目にはガッツリお腹出して実演してしまいました~。

今日こお腹のインナーマッスルの存在を感じてもらおう!
 


Instagramのライブでお腹のインナーマッスルを

呼吸で意識してみましょう。

といったところ「なかなか理解できないので もっと練習が必要ですね」

とコメントをいただきました。

もちろん練習はしたらよいのですが、別の方法ならもっと楽々感じることが

できるかもしれない。そう思ったんです。

何故なら、私が呼吸でお腹を意識することが すぐにできなくてモヤモヤしている時期が

長かった人だから。

それでも、インプットの時期(養成で勉強中)はいろんなチャレンジがドンドンやってきて

次から次へと身体を動かしていかなくてはなりませんでした。

いろんな方法のピラティスをして、いろんなトレーニングをして。

ある時、ラジオのチューニングが合うように フッと何気なくやってみた動きで

感じることができたりしました。

「今の何?」と思うと もうワクワクしてしまって

その感覚を自分のものとして身体にも脳にも落とし込みたくて

夢中で練習した記憶があります。

その方法がピンと来なくても、別の方法ならチューニングが合うかもしれません。

今回お腹のインナーマッスルについて 二つの方法をお伝えします。



ボールを使ってスクープ

 

ひとつ目は小さなボールを使います。

ピラティスの準備のエクササイズ「スクープ」です。

私のイメージでは高級アイスクリームのCM

カップからスプーンでアイスをすくっている様が

えぐるを意味するスクープです。

まずは骨盤の下にボールを敷きます。

ボールは空気の量を調節して腰が反りすぎない大きさにします。

  

 

目安は腰骨と恥骨が床と水平くらいの位置がセットアップポジションです。

骨盤の下にボールを敷いて、ボールを踵の方向に押し出すようにして

恥骨を巻き上げます。

その時お腹の力はいりません。

腰が伸びて、お腹は柔らかく、内臓が背骨の方に沈むようなイメージで

スクープにします。

 

力を抜くこと、お腹がえぐれること。

この二つがポイントです。

それに加え私は「腰の筋肉が伸びる」と思うと

うまくできました。

現代人は力を入れるのは得意。

というか、日常のストレスで知らないうちに歯を食いしばっていたり

肩に力を入れて生活してしまっている人が多いので

力を抜く、筋肉の緊張を解くのが大変なのです。

なので、筋肉の緊張が解けるだけでものすごく身体はリラックスできます。

ボールの揺らぎを利用してユラユラするところから始めてみてください。

縦でも横でも骨盤に乗せて、ユラユラすると力の抜けている感覚がわかってきます。

力が抜けてからスクープの練習をするのがいいと思います。

四つ這いでお腹引き上げ


もう一つの方法が四つ這いで行う方法。

これが一番わかりやすいかもしれません。

四つ這いの姿勢で背骨は動かず、お腹の力を抜いて

内臓の重さを感じるまで お腹をだらんと力を抜きます。

 

この時背骨は動きません。

この状態は2足歩行をする人間は普段あまり実感していない

内臓の重さがだらんと床の方に垂れ下がっている状態です。

昔聞いたところでは内臓だけで およそ3キロの重さがあるそうです。

その3キロの内臓が負荷になります。

内臓を背骨の方に引きあげてみてください。

 

この内臓を持ち上げている筋肉こそがインナーマッスルです。

これをはじめて見たのが、マットのピラティスの養成の時。

その日は男性の先生で、講座の最後に誰かの質問に答えての行動が

四つ這いになってシャツをまくり、お腹を膨らませたり ひっこめたり。

その膨らむ状態がまるでカエルのようにまん丸ですごく大きかったことに驚きました。

その当時 私は身体を硬くして使う癖があったせいか、

お腹を膨らませる方がうまくできませんでした。

膨らませるというよりは力を抜いて内臓の重さを感じる。といった感覚です。


ピラティスがマインドボディエクササイズと言われるのか

人というのは余分な力を抜くのが苦手な生き物。

現代病といってもいいのかも。

だから人はリラックスを求めて 

マッサージに行ったり

旅に行ったり

美味しいものを食べたり

するわけです。

それと同じようにピラティスも普段使い過ぎている

アウターマッスルを緩めて

インナーマッスルを味方につけ

ラク~に気持ち良~く動けた時が正解の動きだったりします。

楽に動ける身体は心も軽くしてくれます。

決して頑張っていないわけじゃないのですが、頑張り方がちょっと違う

そんなかんじ。

そして、できなかったことがひとつできる度に身体の成長と

心の変化があって

自分に自信ができる人もいれば、自分を大切にすることに気づく人

健康の大切さを知る人もいれば、身体の不具合が自分の生活や考え方に

原因があることを知る人もいます。

鬱をはじめとする身体の不調にも運動は良い効果があると言われています。

激しく辛いことをしなくてもいい。

ちょっとしたストレッチとか、お散歩とか。

身体を動かすことで心も健康になれる そうすれば世界は平和だと思います。