ピラティス氏がピラティスを自分以外の人々に
エクササイズとして提供しようとした時
それは今から100年以上前のことで
人々の生活も今とはずいぶん違いました。
その当時は、パソコンもスマホもなかったし
第一次世界大戦後のアメリカは高度成長期で
ドンドンと高いビルが建ち、そこに関わる労働者は
デスクワークを仕事にしている現代人とは
疲労している部位も違います。
これは本当かどうかわかりませんが
ピラティス氏はその労働者の身体を見て
人々の姿勢は背面に負担がかかっていると感じたそうです。
なんでも人の姿勢は骨盤前傾が一般的と思っていたとか、、、。
そのせいか、ピラティスのエクササイズには骨盤を後傾にして動く
エクササイズが多いのだと聞いたことがあります。
ところが今の時代、人々の姿勢はどうでしょう?
背中を丸めて 首を前に倒して
スマホやパソコンの画面を見る時間が長くないですか?
背中の筋肉は伸ばされながら耐える状態の筋疲労を抱えています。
腰部は座りっぱなしになることで、上半身の重さが腰にのしかかっていて
更に自然な腰椎の前弯も潰れている状態です。
何よりも 人の身体の生理的な部分から逸脱している大きな要因が
「何時間も同じ姿勢でいること」なのです。
人間も動物です。
動物とは「うごくもの」なんですね。
適度に身体を動かし、血流を確保し、筋活動がある状態が
自然な姿だとしたら
デスクワークで何時間も座ったままというのは人間の生理から考えて
「不自然」なわけです。
ピラティス氏が見た 労働者の人たちの筋疲労は背中の使い過ぎ
現代は背中が弱くなりすぎの負担と言ったところでしょうか。
現代人はどんなエクササイズをするのがいいのか?
そうなると私たちには 背中を伸ばす運動が必要ということです。
筋肉の活動でいうと背中を反らせる動作です。
ピラティスのエクササイズでは「スワン」
これが私が苦手意識があるんです。
胸の部分の背骨の伸展が出にくいのです。
身体は硬い方なんですが、特に伸展が嫌い(笑)
それでも、毎日やっていると少しは動きはよくなります。
日々続けることで身体は変わります。
胸椎と言えば肋骨、そう肋骨もすぐ攣ります(笑)
だから私は運動してないと 大仏さんみたいになってしまいます。
現代人にはスワン と、、、
それと、腕や肩が前に引っ張られているので肩を広げるエクササイズ
座りっぱなしは股関節が屈曲したままなので股関節の伸展するエクササイズ
お尻に至っては体重を支える「座布団」状態です。
お尻の筋肉は 歩く 走るのに必須の筋肉なのに「座布団」では
全く筋肉に動きがない状態です。
お尻の筋肉を使うエクササイズも必要です。
そうなると、スワンだけでなくしっかりピラティスの
エクササイズの種目をたくさんするのがいいですね。
日常の生活の負担を改善できるのがピラティス
このように日常生活で負担になっているところを
リセットすることで、
身体が楽になる
もっと仕事に打ち込める
毎日が充実する
などの効果があるのが運動の良いところです。
ピラティス、ストレッチ、トレーニング
私はどれも好きです。
皆さんも、自分に合う運動を見つけてやってみてくださいね。
質問やご意見お待ちしております。