SEIKOSEIKO

2024.04.12

お店選びの基準

こんにちは。

皆さんの地域ではもう桜は咲きましたか?

私はこの春2回お花見に行くことができました!

1回は家族と家の前の公園に

ここは桜のトンネルが素敵です。

そしてもう1回は オンライン講座の受講生の仲間で

京都の嵐山に行ってきました。

家族以外の人とお出かけをするのも久しぶりで

それも楽しかった!

なんせ、「迷子の達人」なのでひとりでは目的地にいつ着くか

保証がありません。

いつ着いてもいい旅ならば気楽なもんですが、

大抵の場合 時間に決まった場所に行く 用事がほとんど。

プレッシャーが大きすぎてものすごく出不精になりました(笑)

今回の京都は 特に苦手。

昔、友達と紅葉の時期に京都に行っての帰りのバスで

「渋滞でいつ駅に着くか見当つかないので ここで降りてください」

と運転手さんに言われて バスを降ろされた経験がトラウマで

京都は人が多すぎで怖いイメージなのです。

今回は「迷子の達人」には保護者のリサさんがついてくれました。

人が多すぎて怖い件は、地元のゆみこさんがランチの手配から

散策のコースまで全て案内してくれました。

こうして、私は無事京都を楽しむことができたのです。





今回は利用者目線の話

話は変わって

実は京都に行くまでに美容院に行っておきたかったんです。

京都行の前日、自分の仕事の予約が急遽1件キャンセルになり

これならいけるんじゃない?と思ってあきらめかけてた美容院に

連絡をすると、私がお願いするメニューはあと30分余分に時間が必要と

言われてしまって、残念ながらお出かけ前に髪をきれいにすることが

できませんでした。

京都に行って2日経った本日、念願の美容院に行ってきまして

サッパリしました~。

今の美容院に行くようになって 今で半年くらいでしょうか。

30代の男性が一人でされています。

地元の古くからある商店街の中の建物の2階で

自分とお客様がいる空間のみの小さな美容室です。

まだ独立して2年目とおっしゃっていましたが

前の美容院でキャリアを積んでの独立のようです。

息子に「私、ここの美容院に行ってるの。」と看板と階段しか見えない

建物を刺した時 息子は「えー、よくこんなとこ見つけたな。僕なら

ここは選択しない。」と言われました。

それくらい、目立たず集客も大変そうな場所です。

私も初めて予約をしたのは、ネットで見て「今回はここにしてみよう」

と思って予約をしてから

「迷子の達人」は下見というのをします。

時間にたどり着けなかったら困るから、場所を確認に行ったとき

看板はあるけど 店ないぞ?ってなりました。

予約当日、人ひとりがやっとの狭くて急な階段を上がってお店になります。

お店のドアを開けると、ちょっとふっくらした男性が迎えてくれました。

その挨拶や話し方、物腰の柔らかさで

この小さな空間で 二人っきりで過ごす時間のプレッシャーは

パッとなくなりました。

私はこのちょっとふっくらした男性のフォルムと話し方に

とても安心感を抱いたのだと思います。

それから、毎月楽しく通わせていただいています。

そこで最後に使ってくれる整髪剤の香りが、どういうわけか

私には苦手な香りで ネット予約で一言書く欄があって

そのことを書くと次回からちゃんと違うヘアクリームを出してくれて

「これは嫌じゃないですか?」と聞いてくださいました。


余談ですが

息子は「えー、ここに行くの?」と言いましたが

息子は自分がいかに恵まれた条件で事業ができていて

集客にしても、店舗の立地にしても、

みんな現実はものすごく大変で苦労してるんだぞ。

えーとか言ってんじゃないよ!

いや 自分もそうなんだけど、私たちって恵まれてるんですよ。

これはもっと感謝しなくてはいけないとこです。



私はそこの美容院の人の考えはとても堅実で

共感できるところも多く、その人の技術の面や接客の感じから

きっとうまくやっていかれるような気がしています。

それで、ふと思ったんですよね。

みんなは美容院をどんな基準で決めてるんだろうって。



やっと本題です

今日、美容院に着いてから雑談をしていて

美容師さんの服装や靴の話になりました。

かっこいい服を着てる美容師さん 髪の毛が靴の中に入らない靴にこだわる美容師さん

髪が薄くなってる美容師さん いろいろいるって話をしていて

するとその美容師さんは

美容師が支持されているところは「技術」だと そう言われました。

美容師としてはそこを評価して欲しいのですね~。

その方、もちろん技術も私は満足してます。

ただ、今まで美容院ジプシーでいろんなところに行って思うことがありまして

自分の思うヘアスタイルにならない。又は、すごく嫌なスタイルになってしまった時は

もう2度と行きません。これは数回経験あり。

素人にはわからないカットの技術。

出来立てのヘアスタイルは 誰がやってくれても素敵になります。

ごくたまに(これ、違う、、、泣)てのもあるけど。

だいたい綺麗になる。

1か月経つとまた行かなきゃってなるけど、それがカットの技術のせいなのか

自分の髪質のせいなのかわからないし。

カットの技術に関してはそんな感じで

シャンプーが上手で気持ちいいのはポイント高め。

髪の毛触るのが乱暴な人は、リピートしません。

昔、すごいカリスマ美容師的な人のところに行っていました。

書きようによっては、場所が特定されてしまうのでぼやかしますが

私より少し年上の方で、経歴すごいらしい。

昔ながらの近所の噂話。

最近の若い美容師は〇〇できないからの自分の自慢。

確かに技術は良いかもしれませんが、1~2時間一緒にいるのが

だんだんときつくなってきて行かなくなりました。

そのことを娘に話したら

「最近はしゃべりかけてほしいかどうかの聞き取りがあったりする」

とのことで、娘も話しかけられるのが苦手で美容院になかなか行けずにいました。

美容院に求めるものもいろいろあると思うんですね。

技術はあった方がいいけれど、可もなく不可もないなら私は大丈夫です。

一緒にいるのが心地いいことの方が重要かも。

美容院とか治療院とかエステとか、もしかしたらピラティススタジオだって

一緒にいるのが嫌な人ならリピートはないなって思います。

以前、可もなく不可もない感じのところでスタッフもたくさんいたお店で

カットだけの私とカラーをしたお客様が帰る時に

私はレジカウンターでさよならで

カラーをしたお客様は店のドアの外まで行ってエレベーターのボタンを押してあげて

お見送りという違いがありました。

たまたま忙しかった?と思って何度か通いましたが

たぶん、お客様によって態度を分けている(と私は判断した)ところで行かなくなりました。

態度を分けていたのは店長さんだけでしたが、勘違いではないと確信してしまって。

今回は私が利用者となった目線での話。

こういうことって、「自分もそう思われているのかもしれない。」って

ものすごく勉強になるので覚えておかなくてはいけないことだと思っています。

うちに来られるお客様から聞く些細な話も、お客様ってそういう目線で

物事を見ているんだな~って勉強になることがたくさんあります。

私たちが提供しているのは技術だけではないと思うんです。

今の美容師さんは技術で選ばれたいとおっしゃっていましたが

技術がいいのは普通。下手なら通わないから。

技術プラスアルファのところが そのお店の差別化できる点で

個人事業では、それで生き残れるかどうかが決まるような気がしました。

ものすごくおしゃれで洗練されたものがいいと思ている人は

もしかしたら今行っている美容院は選ばないかもしれません。

美容師さんごめんね。

私もはじめて階段を上がった時は、正直ちょっと不安でした。

狭くて怖いくらい急な階段を上る時「これ、お年寄りには無理だよね~」とか

ネガティブなことが頭に浮かびました。

でも、美容師さんと会話してるうちに階段が狭くても私は大丈夫って思うようになって

今では、そのうち通りに面したお店を持てるようになるんじゃない?

地道に堅実にやっていけばきっと素敵な未来が待ってる気がする美容師さんの話でした。