SEIKOSEIKO

2022.11.22

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自分の棚卸 (2)

こんにちは

ピラティス担当 榎本です。

前回 自分の棚卸 (1)を投稿してから随分経ってしまいました。

おかげさまで毎日充実した日々を送っています。

 

 

先日、10年前スタジオを始めたばかりの頃に体験レッスンに来てくださって

結局入会されなかった方からメールをいただきました。

「当時は金銭的に無理だと諦めましたが子どもも大人になり

余裕ができたので ピラティスをしたい。」

との内容でした。

私はこの人のことをよく覚えています。

 

何故なら、スタジオを始めるにあたって

全ての決定権と責任が自分にあり

定休日、営業時間、料金など その全てを自分で決めて

お客様を迎える準備をしたわけです。

10年前この町では「ピラティス」が何なのかわかる人も少なくて

自分自身もピラティスって何?と聞かれても

うまく答えることができなかったりで

どうやって集客できるの?な感じの状態。

体験の方もそんなに一気に来てくれるわけでもなく

自主練して日々を過ごすだけでは仕事にならない

でも、このピラティスというエクササイズはきっといろんな人の

お困りごとの解決に役立つに違いないと思っていました。

 

そんな中でのやっとのお問合せをいただいての結果だったので

めちゃくちゃ考えました。

この金額は高いのか?

私の提供しているものにはその金額の価値がないのか?

考えて、考えて消化したことだったので、記憶が鮮明だったのです。

 

その時、自分がこの件をどうやって消化したのかは

またの機会にしようと思います。

 

 

10年の間には他にもうまくいかなかったことが数えきれないほどあります。

その全てが自分が蒔いた種であって、自己責任であることも

辛くもあり おもしろかった。

スタッフが何人もいて、その人たちの生活を支えているとしたら

こんな呑気な考えはできなかったと思いますが

失敗しても取り返しがつく失敗は勉強になります。

たまに取り返しがつかないようなこともあったかもしれませんが

別に命を取られるようなことではなかったし

お店が潰れてしまうような危機を招くほどではないので

そんな時は二度と同じ失敗はしない!と心に決めて

さっさと切り替える これに限ります。

その全ての事柄が今の自分のスタジオ運営のベースになっていると思うと

忘れてはいけない大切な記憶で 尊い経験です。

 

色んなことがある度に 自分で決断して進んだり 後戻りしたりの毎日。

もちろん人から助言をいただくこともありましたし

助けてもらった記憶もたくさんあります。

ひとり起業ではありますが、独りぼっちではなかった気がします。

ひとりって孤独なのかもしれませんが、自由でもあります。

この孤独は味わい深くて、楽しすぎます。

大人になって結婚をして 自分の好きなことを仕事にして

孤独は生まれた時からずっと感じてたのかもしれないけれど

今の孤独は自分が強くなったのか?おもしろさが勝っています。

 

 

さて、10年前に体験に来てくださった方ですが

10年ぶりに入会してくださいました。

これがお互いのよいタイミングだったのだと思います。

あとはその方の身体に変化を感じていただけるように

全力でサポートしていきます!!