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身体が硬い人こそピラティス。柔軟性と筋力アップ!
年齢を重ねるごとに柔軟性を失っていく身体。柔らかい体は姿勢改善、パフォーマンス向上、生活の質の向上が期待できます。身体が硬い人ほどピラティスで柔軟性と共に筋力を付けて若い身体を取り戻しましょう。
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この記事の執筆
SEIKO(明石のピラティスプラス)
兵庫県明石市のピラススタジオの代表トレーナー。フッイトネス業界25年。ピラティストレーナー及びパーソナルトレーナー歴20年。トレーニングセッション実績25,000件以上。
目次
こんにちは
G.W終わりましたね。
楽しいお休みだった人、ハードなお休みだった人皆様お疲れさまでした。
日本では、春はいろんなことがはじまる季節。ピラティスのお問い合わせもグンと増える時期です。
「ピラティスやってみたい」と考えている方の中にはお問い合わせに踏み切れない 不安を抱えている方もいるかと思います。
例えば「身体が硬くてできないんじゃないか」という不安。
「身体が硬いけれど大丈夫でしょうか?」と不安そうに体験に来られた人も今では楽レッスン後に前屈をしては「やった!手が地面に届いた!」と楽しそうにしてくれてます。
身体が硬いと自覚をしている方は、ぜひピラティスをしてみてください。
身体が硬いは「デメリット」
さて、「身体が硬い」又は「昔はそうでもなかったけど、今は硬い」人。
筋肉って年を重ねることで水分量が減って、筋肉が硬くなってきてしまいます。
若い時から身体が硬い人は筋肉が硬い以外の理由もあるのですがとにかく ご自分の10年先、20年先の柔軟性を想像してみてください。
何も対処せず、今より身体が柔らかいなんていうことがあるのでしょうか?
身体が自由に動くことはとても楽しいことです。
柔軟性は、日常生活やスポーツ、健康維持において非常に重要です。
柔軟性が高いと、筋肉や関節がスムーズに動き、
体全体のパフォーマンスや健康に大きな影響を与えます。
身体が柔らかいメリット
ケガの予防
柔軟性があることで、関節や筋肉が広い可動域で動くことができ、突発的な動きや不自然な姿勢になったときでもケガを防ぎやすくなります。特に運動やスポーツをする際、柔軟性が低いと筋肉や腱が引っ張られて損傷するリスクが高くなります。
姿勢の改善
柔軟性が高いと、筋肉や関節が正しい位置を保ちやすくなり、姿勢が良くなります。これにより、背中や肩、腰への負担が減り、腰痛や肩こりの予防にもつながります。
パフォーマンス向上
柔軟性は筋力や持久力と並んで、運動パフォーマンスに大きく影響します。特にスポーツやダンス、ヨガなどでは、柔軟性が高いことで動作がスムーズになり、効率的に力を発揮できるようになります。
血行促進
ストレッチや柔軟性を高める運動は、筋肉や関節の血流を良くし、疲労物質を取り除きやすくします。これにより、筋肉の回復が早まり、疲れにくい体を作ることができます。
可動域の拡大
柔軟性が高いと、関節の可動域が広がり、日常生活の動作が楽になります。例えば、柔軟性が低いとしゃがむ、振り向くといった動きが難しくなることがありますが、柔軟性が高いとスムーズに行えます。
ストレス解消
ストレッチや柔軟性を高めるエクササイズは、リラクゼーション効果があり、精神的なストレスを軽減します。筋肉の緊張をほぐすことで、心もリラックスしやすくなります。
QOL(生活の質の向上)
例えば
- 朝起きて顔を洗う時
- 床に落ちているものを取る時
- 後ろから人に呼ばれて振り向く時
- ソックスを履く 靴ひもを結ぶ 足の爪を切る時
などなど、、、。
痛い、怖い、硬いの不安がなければ今より軽快に動くことができます。
ひね鶏は硬い。人も同じ
鶏肉を買うとき、若鳥とひね鶏(ひねどり)があるのをご存じですか?
たまごを産まなくなった親鳥を「ひね鶏」といいますが、ジューシー若鳥 噛み応えのあるひね鶏。やわらかいのは若い鶏さんの方です。
人間のお肉も同じなんです。
私は何もしなければ、カチカチになってしまうから日頃から仕事の合間にと身体を伸ばしたり、ひとつ ふたつピラティスのエクササイズをしたり、お風呂の中でストレッチをしたりといった ささやかな心掛けをしています。
それと、トレーニングやピラティス、ウォーキングをして身体の状態をよりよく保つようにしています。
私の友達にも身体の硬い人が多くて、ストレッチを教えてあげても「硬くて痛いからしたくない。」と言うんですよね。(笑)
特に友達(私)には 硬くて恥ずかしいから見せたくないらしいです。
その気持ちは理解できます。
だから私もトレッチはまめにしています。ピラティスインストラクターなのに不甲斐ない見本にならないように。
ピラティスで硬い身体を変えていく
身体が硬い人にとってピラティスというエクササイズは時に痛みを伴い、上手く動けず、辛く感じることもあるかもしれません。
どんな運動でもそうですが、一気に身体が変化するということはないので少しづつ 少しづつ変わってくれればよいのです。
身体が硬いことでできない動作があるかもしれません。
これを、ピラティス1回で解決させようと思う必要はないのです。
他の全ての運動に言えることですが、そんなに一気に身体は変化しません。
しかも、月に1回とか2回 ものすごくきついトレーニングをするなんて人がいたらそんな効率の悪いことはありません。
トレーニングの原理に「可逆性の原理」と言ってトレーニングを中断すると、得られた効果は徐々に失われる「使わないと失う」というメカニズムがあります。
なので定期的な運動を続けることが重要。
運動強度を追求すると長続きしなくなるので、きつい運動をたまにするより毎日できる(習慣化できる)ようなことをこまめに続けて身体が硬くなるのを防ぐ、又は次回スタジオに来られた時に元の硬い身体に戻ってしまわないようにしてほしいです。
身体が硬くなることは老化していくこととイコールだと考えてください。
そして、日々少しづつ運動を習慣づけて老化を食い止めるのです。
ピラティスで柔軟性と共に筋力も付く
- 筋肉が付くことで柔軟性がアップする
- ピラティスで柔軟性と共に筋力も付く
- 柔軟性のある、しなやかな身体=身体が若返る
ピラティスはそんなことが可能なエクササイズなのです。その運動の特性とは何なのでしょう?
身体を伸ばすのにも筋力を発揮させながら身体を動かしていく
伸びながら力を発揮させるという使い方にピラティスの特徴があります。
ピラティスのマシンにはスプリングがついているものが多くこのスプリングを負荷としてスプリングが伸びるように自分の筋肉も長く伸びながら力を出します。
自分が寝ているだけで固まっている筋肉をほぐしてくれるのとの違いはここなのです。
たまには寝ていてほぐしてもらうのもリラクゼーションとして良いと思いますが、筋力はつきませんよね。
長く伸びるように筋力を発揮させることで 長くしなやかな筋肉がつきます。
ムキムキ筋肉は筋肉を短くする使い方をすることでつく筋肉です。
筋トレで体がガチガチに。それ、やり方の問題かも?
これを読んでくださっている方の中には
「以前ジムに通ってトレーニングしたらどんどん筋肉が付いて身体がガチガチになってしまったからもう筋トレはしたくない!」と思っている人いらっしゃいますよね。
うちのスタジオに来られている方にもそう言ってる人がいらっしゃいます。
また、トレーナーさんについてもらっていてトレーニングをしていたらドンドン負荷が上がってきて筋肉付き過ぎで 身体を痛めたとか身体が硬くなったという人も結構います。
私もトレーニングを指導するトレーナーの仕事もしておりましたのでその世界の心情もそれなりに理解できます。
決して他のトレーナーさんが良くないと言いたいわけではなくトレーナーさんの中には 自分が指導している人がドンドン進歩していくと楽しくなってしまう人がたまにいます。
クライアントのニーズは筋肉ムキムキじゃないのにもっとできる!とどんどん高負荷にしたくなる人がいるようです。
そのようなトレーナーさんは「ムキムキ専門」に特化されると喜んでもらえるトレーナーになれるかもです。
機能的な身体と筋肉が大きな身体は違う
筋肉の大きさを競う競技のボディビルのトレーニングは筋肉を大きくするためのトレーニングをしますが怪我と隣り合わせだったり、腕が上がらない、左右の脚が閉じることができないなどのリスクと引き換えの身体でもあるのです。
- 山登りをしてるので、もっと軽々山を上がれるようにとか
- 部屋の模様替えをするのに家具を自分で動かせるようになりたいとか
- 体力がなく仕事から帰ると 他のことをする元気がないからスタミナのある身体になりたいとか
筋肉があることはとてもいいことです。力も出るしスタミナも充実します。
そして「自分でなんでもできる生活」にも筋肉が必要です。
トレーナーやインストラクターに指導をしてもらう時にはカウンセリングで自分の理想の未来の姿を伝えていくことは重要です。
用途に合わせてどんな身体になりたいのか、どんな筋肉が欲しいのかPilates Plusのカウンセリングではそんなところを深く聞いてその理想の身体のなるために 今その方に何が必要なのかということを理解してもらいながらセッションを進めていくようにしています。
柔軟性と筋肉はどちらも大切
最後に、私はピラティス以外に軽く筋トレもしています。
以前骨折してしまった脚の筋力がもっともっと欲しいという願望とピラティスを指導するのに、重たい器具の移動やお客様の補助。結構パワーがいるので筋肉はあるに越したことがないからです。
脚の筋肉が痩せてしまったので、時間があれば近くを散歩したり、とにかく筋肉が欲しい!と思っています。
もし、器具を自分で移動させることができなくなったりお客様に頼りないインストラクターだと思われるような日がきたらこのお仕事は引退しなくてはいけない。
自分でそんな風に思っています。実際には足を骨折をして歩けず青白い顔になって痩せこけてもお客様に来ていただいていたんですけどね(笑)
ピラティスが流行のエクササイズではなく自分にとって日常の生活に取り入れるべき運動のひとつと感じてくださっている人が多いのもうちのスタジオの特徴です。
その方たちが「ピラティスしに来ました~。」と言ってくれた時に元気に対応できるようにいたいと思っています。
自分の怪我や家族の病気で益々健康の重要性を感じます。
筋肉はないより あった方がいいし、柔軟性もないより ある方がいい。
関節が緩くて安定性のない柔軟な人は安定の筋肉をつけて身体の硬い人はしなやかに動ける筋肉をつけていきましょう!
