先日からInstagramで週1回トークライブをはじめました。
1回目は「私がピラティススタジオを始めた理由」という題材で簡単に
ピラティスとの出会いから、自分でピラティススタジオをはじめようと
思ったきっかけなどを話しました。
これは、私を知ってもらうための挨拶みたいなものです。
2回目に「インナーマッスルとアウターマッスルの役割」の話をしたところ
DMがいくつか着て、なかなか反応が良くて驚いています。
皆さん、「インナーマッスル」という言葉は知っていても
どこについていて どんな役目があって どうしたらインナーマッスルが働いてくれるのか
ご存じない方はたくさんいると思うんです。
なので、このブログでも今一度インナーマッスルについて書いてみようと思います。
インナーマッスル
全身に500以上あると言われている筋肉で、深層部に位置していることで
触ることができないものがほとんどです。
なので「深層筋」とも言います。
触ることができなくて、意識をする機会が少ないインナーマッスル。
なぜ意識することが少ないのかというと、この筋肉の役割にあります。
インナーマッスルの大きな役割
①姿勢の維持
良い姿勢を維持する筋肉は背骨ひとつひとつを繋ぐようについています。
それらをコントロールしながら姿勢を保っているという意識など、している自覚なんてないですよね。
けれど、この筋肉が適切に働いていると姿勢を理想の状態で保つことができます。
姿勢が良くなりたいと思っている人は、この筋肉が使えるようになると
今より理想に近づけるのです。
➁内臓を支える
私たちの身体を骨の状態にして、肋骨と骨盤の間の空間に内臓が収められています。
正確には肋骨の中にも肺が格納されていますが、今回はその下の部分のことを指しています。
その内臓が飛び出てしまわないように腰からお腹にかけて ラップを帯のようにひと巻きしているのが
インナーマッスルの「腹横筋」です。
下から内臓を支えるのも「骨盤底筋群」というインナーマッスル
しゃっくりをした時にひきつっているのが上の部分の支えの「横隔膜」です。
この3種類の筋肉で内臓を理想の配置に保ちます。
「内臓を支えている」感覚なんてありますか?
お腹が出ている気がする人の中には、この筋肉が使えるようになると
スッキリお腹になる人が結構な数います。
③その他にも 股関節や肩 お尻と身体のあらゆるところにある
インナーマッスル。
これらが、パワーとスピードの筋肉 アウターマッスルと
協力体制を組み働いてくれることが、より理想的な状態なのです。
アウターマッスル
これは、身体の表面についている筋肉で「表層筋」と呼ばれたりもします。
例えば「力こぶ」の筋肉、これはアウターマッスルで
「力こぶをみせて」というと 誰もが腕を肩の高さにして肘を曲げてみせると思います。
この筋肉の役目はパワーとスピードです。
速く走る筋肉、重たいものを持つ筋肉など、日常生活で連想しやすいかと思います。
わかりやすい筋肉ですが、その分使い勝手がいいというのか
ついアウターマッスルばかりを使い過ぎて、疲労が溜まる、怪我をしてしまう。
これもよくあることです。
ある日突然、肩が自由に動かせなくなった。とても痛い。
肩以外でも、こんな経験したことがある人もいるかもしれません。
アウターマッスルは力はあるけれど、毎日酷使しすぎて疲労困憊。
それである時、痛みになってやってくる。
コントロールの筋肉のアウターマッスルも一緒に使えたなら
そんな痛い目に合うことはなかったのかもしれません。
インナーマッスルとアウターマッスルが協力するとは?
インナーマッスルは身体の動きをコントロールして
力はそんなに強くないけれどバランスを取ったり
臓器を支えたり 姿勢をよくしてくれる筋肉です。
しかも、アウターマッスルよりも脂肪燃焼効果が高く
アウターマッスルばかりで動作を行うのに比べインナーマッスルが
共に活動すると疲労の度合いに格段な差が出ます。
アウターマッスル優位で動くことで 身体の不調の原因
怪我や痛みの原因となることも多いのは、先ほど述べた通り。
パワーとコントロールの筋肉どちらも使えるのが身体にとっては理想。
けれど、インナーマッスルって使っている自覚が少なくて
使い方もよくわからない。
そうなんです。
インナーマッスルは身体の深部にあるせいなのか?使っている自覚が持てない。
だから、アウターマッスル優位になった動きをしてしまう。
では、インナーマッスルをどうやって感じたらよいのか
次回はそんな感じで話を進めていきたいと思います。