SEIKOSEIKO

2024.11.06

【お役立ち】「同じ歳なのに」って思うことはありませんか?

ピラティススタジオ Pilates Plus エノモトセイコです。
いつもPilates plusをご愛顧いただき、ありがとうございます。

人っていくつになっても 他人と自分を比べたがる生き物みたいで
今日、立ってお膝が左右くっつかない40代の女性の後に
高齢のお客様が入ってこられてご自分の立ち姿に
「私は膝がつくから、まだ私の方がマシよね。」とおっしゃいました。
その年齢差は倍以上。
その言葉に「それは失礼ですよ。」と思わず言ってしまいましたが
その高齢の方は自分の脚はまっすぐで40歳の人より優れていると
ご自分で感じられたようです。

まっすぐかどうかだけが機能の評価ではないので
そこは笑ってやり過ごすわけですが
その40代の方も今からの努力によっては
お膝がくっつく可能性があります。
40数年後に どうなっているのか
それは 「その方の努力次第」なのかもしれません。

そもそも、お膝がくっつかないことに
気づかれていない方もいらっしゃいます。

これは、O脚といわれる状態なんですが
やはり疲れやすかったり
膝痛のリスクがあります。
自分の現状を理解していなければ
改善しようと思うこともない
問題意識もないまま年月を過ごしてしまうわけです。
そういう意味では、お二人ともご自分の身体のために
より良い未来に向かって努力なさっている方なのです。

身体の状態や 見た目の元気さや 若さ
これって年齢を重ねていくほど個体差が出るわけですが
そのことと運動がどのように関係しているのかを説明します。
人間の老化の進行には個体差が大きく影響し、
運動はその進行を左右する重要な要素の一つなのです。

1. 筋力と筋量の維持

年齢とともに筋力や筋肉量が減少しますが、運動をしている人は筋肉量が維持されやすく、これが見た目や身体機能に影響を与えます。特に筋トレや体幹を鍛える運動は、筋肉の減少を防ぎ、姿勢や動きの若々しさを保つことに役立ちます。運動習慣がある人は、50代や60代でも活動的で、見た目も若々しいことが多いです。遺伝的に筋力が衰えやすい傾向にある人も、適切な運動でカバーできます​。

2. 骨密度の維持

加齢により骨密度が低下しやすく、特に女性は閉経後に骨粗鬆症のリスクが高まります。しかし、ウォーキングやジョギングなどの「荷重運動」(体に負荷をかける運動)を行うことで、骨を刺激して強化できます。定期的に運動している人は、骨密度が高い傾向があり、骨折などのリスクも低くなります​。

3. 代謝と体脂肪率の違い

年齢とともに代謝が低下しやすく、運動量が少ないと体脂肪が増えやすくなります。運動習慣がある人は代謝が高く、体脂肪率も低く保ちやすいため、内臓脂肪や肥満に伴う健康リスクが減ります。個人差もありますが、運動が代謝をサポートすることで健康維持に大きな効果があることがわかっています​。

4. 脳機能の維持

運動は脳への血流を促進し、記憶力や集中力の維持にも効果的です。特に有酸素運動は脳内の神経細胞の成長を促進するため、認知機能の低下を防ぐ効果があるとされています。運動習慣がある人は、脳の老化が遅く、記憶力や判断力が保たれやすい傾向にあります​。

5. 老化に対する精神的な耐性

運動は、ストレスの軽減やポジティブな感情を高める効果があり、メンタル面での老化を遅らせる働きもあります。定期的に運動している人は、ポジティブな気分や自信を保ちやすく、これが若々しい印象や意欲的な生活に繋がっています。

6. 個体差と運動の効果