ピラティススタジオ Pilates Plus エノモトセイコです。
いつもPilates plusをご愛顧いただき、ありがとうございます。
昔、ピラティスの養成の勉強で「無意識から意識的な学習」というテーマがありました。
今日は無意識と意識ありって何のこと?について書いてみます。
今、皆さんが座ってスマホでこのブログを読むという行為には ほとんどの方が無意識に
椅子に腰かけ スマホを手に持ちブログを読んでいるのではないでしょうか。
何も意識しなくても椅子に座ることができますし
スマホを持つこともできます。
文字も読むこともできています。
さて、しばらく経つと肩が凝ります。
何だか腰もだるくなります。
なので、ピラティスをしてみようと考えました。
こんな感じで無意識又は習慣でできることってたくさんあります。
椅子に座ること スマホを見ることは おそらくそんなに未知な動作ではないと思うのです。
でも、肩が凝る 腰がだるくなったんですよね。
肩が凝った 腰がだるくなったことを感じた人は「意識がそこにあった」人です。
肩が凝っても 腰がだるくてもわかっていない人も中にはいるのかもしれません。
そんな人は「ピラティスしてみようかな」とはならないかもしれないですね。
さて、その人はピラティスをはじめました。
はじめは先生の言っていることがわからないかもしれません。
身体の動かし方、使う筋肉 どのように動くのか
ピラティスというエクササイズが
「日常使い過ぎて負担になっている筋肉は休めて 使えていない筋肉を活性化させ
バランスよく筋肉を使えるようにすることで 機能的な身体を手に入れる」
ものだからともいえます。
使い過ぎの筋肉は常に興奮状態でリラックスすることが下手くそになっています。
無意識のレベルで興奮状態なわけです。
一方、使えていない筋肉はピラティスではインナーマッスルが代表的です。
身体の中にインナーマッスルという筋肉があるということは
最近では結構有名になりましたけど、どこにあって どんな役割があって
どうやって使うのかは知らない人が多いです。
お腹にしかインナーマッスルはないと思っている人もいますし
自分にはインナーマッスルはないと思っている人もいたりします。
本当に「自分にはインナーマッスルはないのではないか」と思うくらい
身体がうまく使えない パワーがうまく出ない と思っている人は
まだ意識がある人です(笑)
人がピラティスを習得していく過程があります。
それは、
無意識的で能力なし:身体をどのように使えばよいのかのことについて
考えたことがないし、上手く使えていないので不具合があったり
理想のボディバランスでない 痛いところがある
意識的で能力なし:レッスンを受けることで自分の身体のことに目が向いて
足りないものが理解できる できないということがわかる
できるようになりたいという願望はある
意識的で能力がある:レッスンを重ね できないことができるようになっていく
自分の身体への理解が深まり 努力の矛先がわかってくる
無意識的で能力がある:何も意識しなくてもできるようになる
身体と頭の中にしみこんで身についた状態。
これがループでここまでできると、同じエクササイズでもちょっと強度をアップしてみたり
新しいエクササイズをプラスしてみたりとプログラムに変化を持たせます。
新しいことは「無意識的で能力なし」となり、また新しいチャレンジが待っている。
あら、楽しい!(笑)
そうやって少しづつピラティスを理解していくのです。