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ピラティスマシンの種類と使い方。リフォーマーやキャデラック、バレルなど
リフォーマーやキャデラック、バレル、チェアなどピラティスで使うマシンと使い方をご紹介。マシンを使うことでピラティスのエクササイズをより分かりやすく効果的にしてくれます。
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この記事の執筆
SEIKO(明石のピラティスプラス)
兵庫県明石市のピラススタジオの代表トレーナー。フッイトネス業界25年。ピラティストレーナー及びパーソナルトレーナー歴20年。トレーニングセッション実績25,000件以上。
ピラティス専用のマシンと種類
ピラティスにはマットで行うマットエクササイズの他に専用に作られた器具で行うマシンエクササイズがあります。
マットと同様に仰臥位(仰向け)に寝たポジションから行うリフォーマーやキャデラック更に発展したエクササイズやその人個人のニーズに合わせて運動処方をするためのチェアやバレルなどピラティスのエクササイズをより分かりやすく効果的にしてくれるマシンがPilatesPlusに取り揃えてあります。
リフォーマー

リフォーマーはマットと並びメインエクササイズで使用されるマシンです。
スタジオでは2台完備されていて ほとんどの場合マンツーマンエクササイズとして1台で使用していますが、エクササイズに慣れた方がふたり同時にレッスンをすることも可能です。
名前の由来
リフォーマーの名前の由来は「身体をリフォームする」というところからきていて、リフォーマーでエクササイズすることでレッスン終了したあとにほどんどの参加者が「身体が軽く感じる」「重心位置が変わった」「背が高くなった感じがする」など初めてエクササイズをしても変化を感じることができるツールです。
リフォーマーの使い方
リフォーマーについているスプリングの負荷は体重や筋力によって調整が可能になっていて そのスプリングが伸びたり元に戻ったりするのと同じように自分の筋肉も長く伸びながらの意識をもって運動を進めていきます。ピラティスの特徴である伸張性(伸びながら力を発揮)の筋力をわかりやすく体感することができることが魅力です。
はじめは仰臥位【ぎょうがい】(あおむけ)のエクササイズでご自分の背骨のポジションを感じながら運動を進めていきますが徐々に座る姿勢、膝立の姿勢、立位と重心位置を高くしていきます。
これは人間の成長過程と同じで初めは寝たきりの赤ちゃんが座れるようになり膝をついて何かにつかまりやがて立つことができるようになるのと同じでもちろん寝ているポジションよりも立位のポジションで自分の理想的な姿勢を保持しながらエクササイズをすることの方がスキルを要します。
また寝る姿勢も仰向け、うつ伏せ、横向きと様々なポジションがあり背骨をあらゆる方向から柔軟にパワフルにまんべんなく動かす運動となります。
リフォーマーひとつでできるエクササイズは約500種類あると言われていて背骨とその周りの筋肉が強くしなやかに そして理想的な配置になるように運動をするのに最適なツールです。
キャデラック

名前の由来
このマシンの名前の由来は誰もが知る車からきています。
当時の最新マシンで万能な車の代名詞として名付けられたとか。
ピラティス氏が何かから連想したものから名前をもらったエクササイズ名やポージング 器具の名前がたくさんあるのでそのコミカルなネームのセンスも知ると楽しくなります。
キャデラックの使い方
リフォーマーと同じくベットのような形状のマシンで初心者のための導入エクササイズや個人のニーズに合わせたエクササイズをするのに活用されます。
上肢、下肢、体幹とあらゆる個所を使うエクササイズをすることができるのでリフォーマーのエクササイズで「もっとここを強化してあげたい」「この部分の弱点を克服させてあげたい」と思う個所の運動をキャデラックのエクササイズでプラスすることでより一層運動の効果を上げることができます。
リフォーマー同様、寝たポジション 座位 膝立 立位など様々なポジションのエクササイズが存在していてバリエーション豊富な運動が可能となっています。
バレル


名前の由来
バレルは樽という意味。
バレルの使い方
この丸い形状の部分に背骨や骨盤を乗せながらエクササイズをすることで理想的な背骨の配置と柔軟性を確保します。
この器具にスプリングはなく ただただ丸いだけなのに硬くなって動きにくい筋肉が動くようになることで身体が非常にラクになると人気のツールです。それはピラティスというエクササイズがいかに「身体をラクに効率的に動けるようにしてくれる運動」なのかということを示し、その補助として考えられたシンプルな樽がどれほど背骨のためになっているかという証明ではないでしょうか。
小さい樽はコンパクトさとシンプルさゆえに「家にもひとつ欲しい」という方が多いです。
チェア

ピラティス氏が中国の曲芸を観てひらめいた椅子の形状をしたマシン。
チェアの使い方
スプリングが付いている部分を手や足で動かすことで体幹から四肢へ力を伝えることを学ぶエクササイズができます。
手や足の筋力だけで動かすと跳ね飛ばされそうになってしまうので体幹からパワーが出ているのかがとても分かりやすいのも特徴です。
寝て行うエクササイズはあまりなくて あっても難易度が高いエクササイズです。
なのでリフォーマーのエクササイズから更に発展した運動を処方する時や体幹の意識を高めたい時に使うことが多いです。
チェアのエクササイズをすることで力の源となるパワーハウスの意識をすることができることと
他の器具よりサポート面が少ない運動なので よりエキサイティングなエクササイズにチャレンジすることになります。スプリングの負荷は調節可能でエクササイズもバリエーション豊富で初心者から熟練者まで活用することができます。
