ピラティススタジオ Pilates Plus エノモトセイコです。
いつもPilates plusをご愛顧いただき、ありがとうございます。
あなたはピラティスと聞いて どんな運動だと思いますか?
10年前はこんな質問をしたくても、ピラティスが何かを知っている人がいなくてホント寂しかった。
文章なのに、この投げかけができるのが嬉しい!
今は、なんとなくでも 例えば運動の種類であることは知ってもらえています。
たまに 同業者の人が
「ピラティスというとしんどいというイメージがあると思うんですけど~」
なんて言っているのを聞いて
「誰がしんどいって言ってたの?あなたが思っていることを他人に刷り込むんじゃないよ!」
って思うことがあります(笑)
現にうちに来る人は
「今まで運動したことがほとんどないけど、マンツーマンのピラティスなら
自分のレベルに合った運動をさせてもらえるんじゃないかと思って来ました。」
と言ってくださいます。
しんどい運動と思っていたら、運動初心者の人がその選択をすることも少ないと思います。
もちろん運動ですからラクラクでは ないかもしれません。
でも、重い負荷をかけたりはしません。
何度も何度も反復しません。
そこがレジスタンス(筋肉に抵抗をかける)トレーニングとはちょっと違うところです。
レジスタンストレーニングに慣れている人はピラティスの筋肉の使い方に慣れなくて
「しんどい」という表現をされる方がいるのかもしれません。
なんせ、過去の私が全く使い方がなっていなかった。
しんどいとは言わないけれど、とにかくわからない、うまくできない。
何が面白いのか サッパリ理解できない。
何故って精いっぱい力を込めて思い負荷を担ぐとか
疲れていてもニコニコ顔でダンスとか
気合いと根性があれば何とかなると思ってフィットネスの仕事をしながら
ピラティスの勉強を始めた私には 「しなやかに動くピラティスとは何なのか?」
サッパリ理解できずに毎日練習をしていました。
その練習はしんどくはなかったです。
ピラティスの養成では、毎日練習をしないとテストが受けられないシステムでした。
気合いと根性でこなせばいいなら どんなに疲れていても毎日やりました。
そして、ある日力尽きて「もう頑張れない~」って思ったら
スッと上手く動くことができた事がありました。
ピラティスってパワーで何とかなるエクササイズではなかったということに
その時気づくのですが、それと同時に何故毎日練習しないと
テストが受けられないのかも理解できた時でした。
動いてみて、わからなくても動き続けて、、、その先にあるものが手に入るまで
やり続けないと「ピラティスの本質」らしきものに巡り合うことはないのです。
ピラティスは頑張らないでできるのかというと、それもまた違って
私の感覚では「頑張り方が違う」ということに気づかされました。
さてその、パワーで何ともならないピラティスって
運動の形態はどういうものなんでしょう。
そして時に、動きの邪魔になってしまうのがアウターマッスルだったりします。
外側の気合いと根性の筋肉が「俺だ!俺だ!」と頑張ってくれ過ぎて
しなやかにス~っと動けんのです。
では、ピラティスの動きは他の運動とどんな違いがあるのかを説明します。
ピラティスでは、筋肉を使うための動き方に工夫があります。以下に、その特徴を簡単に紹介します!
1. エキセントリック収縮(伸びながら力を出す)
ピラティスでは、筋肉が「伸びながら力を発揮する」動きを重視しています。たとえば、脚を上げた後に下ろすとき、このエキセントリック収縮が使われます。こうすることで筋肉に程よい負荷がかかり、柔軟性が高まります。
2. 等尺性収縮(動かさずに力を入れる)
プランクなど、筋肉を動かさずに特定のポーズを維持する場面です。筋肉が固定された状態で力を発揮するので、姿勢の安定や体幹の強化に役立ちます。
3. 等張性収縮(動かしながら力を入れる)
筋肉を動かしながら負荷をかける動きです。脚を前後に動かすエクササイズなどがこれにあたります。筋肉を縮めたり伸ばしたりしながら力を発揮するので、筋力と柔軟性を同時に鍛えられます。
4. 呼吸と連動した動き
呼吸を意識しながら動くのもピラティスの特徴です。息を吸うときに胸を広げ、吐くときに筋肉を収縮させて安定させます。こうすることで動きがスムーズになり、効果的に鍛えられます。
5. コアの筋肉を意識した動き
ピラティスでは特に体幹の筋肉を使います。お腹や背中、骨盤まわりの筋肉を活かし、全身のバランスや安定感を高めます。コアを意識することで、他の動きも安定しやすくなります。
ピラティスのこれらの筋収縮は、関節や筋肉に優しいのにしっかり鍛えられるのが魅力です。