こんにちは
ピラティススタジオ Pilates Plusのエノモトセイコです。
毎日暑い日が続きます。
そんな中でも ご予約のお客様はキッチリ来てくださいます。
皆さん、本当に偉いですよね。
そんなお客様たちに レッスンの前には必ず「体調はどうですか?」の質問をします。
前回 痛いところがあると言われていれば、その個所はどうなったのか
[宿題出してください!]と言った人は、上手くできたのか? それによって変化はあったのか?
なども含めて様々な情報を聞きます。
そんな質問を毎回するので、皆さん段々聞かれることにも慣れてきて
自分の心模様についてもお話しされることもよくあります。
うちは相談室ではないけれど、同じお母さんとして とか 嫁として とか
ビジネスをしている者として など「わかる!わかる!」や「えっ そんなことあるの~」
なんて共感したりしちゃったりもします。
そして、身体を動かしてみると「もしかして、さっき言ってたことが原因でこの身体?」
と思うこともよくあるのです。
人は悩みがある時に顔をあげて歩きません。
楽しい時は口角はあがります。
心の状態は必ず身体の様子に現れます。
悩みやストレスがあることで、身体がガチガチになること
疲れがたまっていて思ったように力が出ないなど
でも、これって大抵の人は自覚はないようで、体調に聞き取りでは何も言われません。
それでも動いてみると、いつもと違う。
「運動をする」という行為を 「身体を鍛える」と捉えるのは 通常パターンだけど
「自分の体調や心模様を把握する」ことができるという側面もあるんです。
これが、やることが運動強度が高いこと、勝ちにこだわる事
たとえばマラソンとか ラグビーとかをこの体調でやると
格段に怪我のリスクは高まりますよね。
自分の身体と対話するように 身体の調子を観察して、癒してあげて
集中して動くことで 嫌なことや辛いことを一旦切り離して
心を整えるというのが、ピラティスをマインド&ボディエクササイズ
と言う 理由なんだと思います。
20年ほど前にヨガが大ブームになった頃も
ヨガで癒されたというのが流行の理由でした。
ちょうど世の中がIT時代に突入して、人の脳に入ってくる情報量が
急激に増えまくって 仕事での疲れ方が肉体疲労ではなく 精神疲労の方が
大きくなり 気持ちの不調や理由の分からない体調不良に悩む人たちが
ヨガというデトックスを知った。という感じでしょうか。
脳疲労と肉体疲労のバランスがとれていれば、疲れてパタッと眠れるのですが
脳疲労はあるのに肉体は全然疲れていないとなると、気が立ってしまって
眠れなくなるということがあります。
そんな時に、ヨガやピラティスで身体を適度に動かして、肉体の疲労も適度にすれば
びっくりするほどパタッと眠れたりするんですよね。
勝負のスポーツ 極限に挑むスポーツとは違う、ヨガやピラティス。
自分を見つめ、自分を知り、自分を癒す。
怪我のリスクも少ないですし、競争もありません。
勝負の世界で競技する人たちの中にもピラティスは浸透しています。
これは、普段気づかない身体の使い方の確認だったり
身体のメンテナンスのために ピラティスをされています。
最近はTVに出ている人が「ピラティスをしています」と発信してくれています。
もちろん、人の目に触れる職業だから「健康でかっこよくありたい」ということも
あるとは思いますが、決してそれだけではないと思います。
その方々はスポーツマンではなくても、身体が資本の人たちです。
俳優さんは演者としてその人ひとりがTVに映っていたとしても、そこに関わるたくさんの人がいて
自分が体調を崩すとその全ての人の予定が変わってしまう。
自分が健康でいることは、周りの全ての人のためになるんです。
これって俳優さんだけではないですよね。
私たちだって同じです。
自分のため、自分の周りの人のために自分の健康管理をする人が
健康な心と身体のために ピラティスを選んでくれている。
そんな風に思っています。
運動は心にも影響を与えてくれます。
これは運動でなくてもいいのですが、
「嫌なことを忘れるためにはどうすればいいでしょう」
答えは、何かに没頭する です。
決して浴びるほどお酒を飲むではないです。
忘れるのには時間が必要です。
そして気を紛らわす必要があります。
ピラティスは、割と気を紛らわすのに向いているように思います。
バットを持っている人は素振りを100回でもいいかもしれません。
運動をして、汗をかいて、気を紛らわす。
やってみてください。
なんなら、毎日。
きっと、気がまぎれた頃にはすごく身体と心が強くなっていると思います。
少し体育会系な考えですが、効果はかなりあります。
私は気を紛らわす手段として 他に ひたすら料理を作るということもします。
「自分の機嫌は自分でとる」方法を知っておくといいですよね。
レッスンでは体調と共に 心の中を吐き出してくれても大丈夫。
それも考慮して体調を把握している私でした。