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初心者に危険な運動6選。運動慣れしていない人は控えて!

エクササイズ動画がSNSなどで様々出ていますが、中には運動初心者や見様見真似で挑戦すると危険なエクササイズも。SNSで出回っている特に注意が必要な運動6選をご紹介します。

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初心者に危険な運動6選。運動慣れしていない人は控えて!

SHUJI(明石のピラティスプラス)

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SHUJI(明石のピラティスプラス)

兵庫県明石市のピラススタジオのトレーナー。ピラティストレーナー及びパーソナルトレーナー歴7年。トレーニングセッション実績8,000件以上。

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こんにちは
Pilates Plus SHUJIです。

ここ数年でSNSで様々なエクササイズ動画が出るようになってきました。
たくさんの方が運動意識を持つことができる良い環境だなと思う反面、この運動はもう少し解説しないと危ないんじゃないかな?と思う内容の動画も多くあります。
なので今回SNS動画でエクササイズする際に注意するべき運動について書いていきます。

見よう見まねでやると危ない運動3選

私個人的に注意が必要だと思ったものをご紹介します。

  • ヒップエクステンション(バックキック)
  • ひねる腹筋(バイシクルクランチ)
  • ヒップリフト

①ヒップエクステンション(バックキック)


この種目はお尻の引き上げなどに効果的な動きですが
注意してほしい点は腰です。
お尻の筋肉へアプローチしていくのですが、高さを意識するあまり
腰を反って足を上げてしまうことがほとんど。
そうするとお尻の筋肉の収縮が中途半端になり効果が大して得れないばかりか
腰痛の原因となってしまうので注意です。
四つん這いの姿勢は背中の安定も意識できないと肩の力みに繋がり肩こりへつながる恐れもあるので
見よう見まねではなかなか難しいエクササイズだと思います。

私が見た動画の投稿されている人でさえ、腰痛を誘発しそうなフォームでしたので今回
ピックアップしました。

②ひねる腹筋(バイシクルクランチ)


こちらの運動もやってみてねでおなじみですね。
この肘と膝を交互にくっつける腹筋ですが、皆さんこれできますか?笑
そもそも結構難易度が高いです。

このエクササイズの注意点はズバリ支えてる頭です。
手で頭を抱えてるように見えますよね(‘_’)
実は頭は抱えないほうがいいです。
無理やり手を起こしてブンブンひねると首を痛める可能性があります!
痛めるまでいかなくても、目が回って長時間行えません。
肘を膝につけるのではなく、開く方の肘をしっかり見てひねる。
結果、内に入った肘が膝とくっつくのです。

自分の体幹のみで上半身を浮かせひねる。
これができないとできないので、できない場合は無理にこの種目を入れる必要はありませんね。

③ヒップリフト


これもよく目にするエクササイズではないでしょうか。
これも①のヒップエクステンションと同じく腰の反りが気になる運動です。
高さを求めてはいけません。
膝を遠くにする意識を向けるとお尻力が入ります。
なんとなくで動きだけはできますが腰痛持ちの方は特に注意です!

こんな感じで注意点を上げれば無限に出てきます。
そしてちょっと思ったのが
③の動画を上げていた方はスマホを見ながらできると出していましたが、そこまでしてスマホ見たいん?って思っちゃいました。
運動するなら運動しましょう!
休憩するなら休憩する。
メリハリをつけることが運動には重要です。
中途半端に行って、ケガをしたら元も子もないですからね、コツコツ運動としっかり向き合ってやってみてください!

運動慣れしていない人は控える運動3選

  • 片脚、バランス系の運動
  • ジャンプ系
  • 腕立て伏せ

①片脚、バランス系の運動


基本的には、片脚で行うエクササイズは不安定な状態での運動となります。
バランスをとるには体幹が必要となり、本来両足で行う運動を片足で行うので片脚に乗る負荷は格段に上がり、運動負荷を上げることができます。

しかし、運動は本来フォームができている前提で解説などされている場合が多いのです。
運動慣れしていればとても良い内容ですが、そもそもの脚の筋肉の使い方が身体にインプットされていない状態で行うと膝を痛めたりとリスキーな種目にもなってしまうので
通常のスクワットなどがしっかり行えてから行うことが重要です!

②ジャンプ系の運動


こちらも①と似た内容となります。
ジャンプと言えば飛び上がる瞬間と着地の瞬間に
全体重を動かし支える筋力が必要となります。
もちろん負荷はノーマルフォームとは比べ物になりません。

故にリスクも高いです。
そして、そもそも行わないほうがいい方もいます。
股関節や膝に違和感がある方などは特に控えましょう。
痛みがない方でも通常のスクワットが身体に沁みついてからの応用編と思って下さい。

③腕立て伏せ(プッシュアップ)


これだけエクササイズ名を指定しました。
皆さんご存じの腕立て伏せですね。
この種目は学生時代に部活などで行ったことがある方も多いかと思います。

さて、質問です。
Q.腕立て伏せってどこのトレーニングでしょうか???

これがわからないと腕立て伏せはやらない方がいいです!
答え.
A,胸のトレーニング

そう、フォームにもよりますが通常、メインターゲットとなるのは胸の筋肉なんです。
人間の身体は不思議なことに「ここに効き目があるぞ!」と思った筋肉を使ってしまうんです。
そして、腕立て伏せを腕に効くと思った状態でトレーニングを行うと肩痛める事があります。
そして何よりそもそも、身体が持ち上がらない!
腕立て伏せできない人の多くは身体の使い方を間違えているからなんです。
まとめると、腕立て伏せはかなりの知名度で身近だと思っているトレーニングですが
実はめちゃくちゃ難しいトレーニングということ
なので運動慣れしていない方はもっと簡単な運動があるのでやらなくてもよいということですね。

身体に合わせた最適なトレーニングを。

こんな感じで初めて運動する方には、どのエクササイズが良いのか、良いって何を基準で良いって言われてるのか、全体的にわからないけどオススメで出てくるからやるって方多いと思います。
残念なことに、SNSで紹介してる半分以上はトレーナーの人ではありません。
運動って人それぞれの身体に合わせて行うものであって自分がいいと思ったものが他の人にとって良いものとは限らないことがあるんですね。
みんなの身体は違います。
それが、筋力なのか、骨の強さ、関節の強さ、身体の柔軟性なのか、経験の差なのか
今回は「経験の差」の話をしました。

こんな人になりたい!と思うのはとても良いですが今すぐ憧れの人と同じことをする必要はありませんのでゆっくり運動頑張ってみてください!

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