ピラティススタジオ Pilates Plus エノモトセイコです。
人がピラティススタジオを探すとき
一般的には、
・その運動が自分に合っているか
・スタジオの雰囲気が好みかどうか
・自分の悩みを解決してくれそうか
このくらいがスタジオ選びのポイントではないかと思います。
生け花や茶道に流派があるように、ピラティスにもいろんな団体があって
お客様は、そこはそんなにこだわって探していないと思うのです。
インストラクターも自分が勉強したところが どんな団体か、理解して探した人もいれば
たまたまのご縁でそこでの勉強を始めたという人もいるかと思います。
今日本で取得できるピラティスの資格は 増えに増えて そのクオリティも様々。
最近は日本で取れる資格も増えてきて日本発祥のピラティスの団体もあります。
海外に本部のある資格が格上というわけではないと思います。
むしろ、私の経験で言うとマスタートレーナーという「ピラティスの資格の養成をすることができる立場の人」が日本人の場合で、海外でマスタートレーナーの資格を取ってきた人の中には
言葉のニュアンスが直訳すぎるために解釈が微妙に違うのかも、、、。と思った経験があります。
そして、聴いてきたことが全てなので 臨機応変とか応用というのがなくて
臨機応変で処理できるようなことをわざわざ有料ワークショップを開催していたりします。
世界的に通用しているガイドラインが存在するという意味ではPMA認定の団体というと信頼は大きいかと思われます。
PMA(Pilates Method Alliance)は、ピラティスの正しい普及と品質維持のための国際的な基準を提供する団体。
PMA認定インストラクターは、信頼性の高い資格を持ち、プロフェッショナルとしてのスキルを証明できます。
ピラティス業界全体の統一と質の向上を目的としており、ピラティスを学ぶ人、教える人、そして業界全体にとって重要な役割を果たしています。
このPMAに認定されている団体というと、信頼のブランドのイメージかもしれませんが
これもレッスンを受ける側の人はほとんど理解されていないのではないでしょうか。
ピラティスは日本の中では くくりはフィットネス?医療?ファッション?
これも、提供する人のバックボーンによるところなんだと思いますが
ピラティスの資格自体が「民間資格」であること
結局のところインストラクターによってスキルも考え方も様々でも当然なのかもしれません。
さて今回、民間資格でしかないピラティスではありますが
インストラクターは、大抵自分が勉強したところの資格が素晴らしい!っと思っているはず(笑)
いろんな特徴の団体があって、どこの考えもジョセフ・ピラティスが考えた健康を提供するエクササイズに違いはありません。
ピラティスには いくつかの団体があって、その中で「クラシカル」と「コンテンポラリー」という種類分けがあります。
スタジオを探すときに、どちらなのかをあえて強調しているスタジオは少ないのではないかと思うのですが ちょっと面白いのではないかと思ってまとめてみました。
1. クラシカルピラティス(Classical Pilates)
ジョセフ・ピラティス氏が創始した、オリジナルのピラティスメソッドを忠実に継承したスタイルです。
特徴
- オリジナルメソッドの再現
ジョセフ・ピラティス氏が考案したエクササイズの順番、動き方、呼吸法を忠実に守っています。 - エクササイズの流れ
エクササイズは特定の順序で行われ、各動きがスムーズに連動するように設計されています。この一連の流れが、全身のバランスを整える効果を高めます。 - リフォーマーなどの器具使用
マットエクササイズだけでなく、リフォーマーやキャデラック、ワンダーチェアなどのピラティス専用器具を多用します。器具は筋力強化と柔軟性向上を目的に使われます。 - 伝統を重んじる指導
インストラクターはジョセフ・ピラティスの直弟子から受け継がれた指導法を重視し、動きの正確さと身体の整え方に重点を置きます。
メリットとデメリット
- メリット: オリジナルのメソッドを学ぶことで、ピラティスの本質を理解しやすい。動作が洗練されており、姿勢改善や体幹強化に効果的。
- デメリット: 動きが決まっているため、柔軟性に欠ける人や初心者には難しい場合があります。
2. コンテンポラリーピラティス(Contemporary Pilates)
クラシカルピラティスを基に、現代の解剖学や運動生理学の知識を取り入れて進化させたスタイルです。
特徴
- 現代科学を取り入れた進化
解剖学や生理学の最新の知見に基づいてエクササイズをアレンジしています。 - 個々の身体の状態に合わせて動きを調整することが可能です。
- エクササイズの自由度が高い
クラシカルなエクササイズに加えて、新しい動きやアプローチを取り入れることが多く、 - バリエーション豊かです。
- 柔軟な指導方法
個々のニーズや目的(リハビリ、パフォーマンス向上、ダイエットなど)に応じて、プログラムをカスタマイズできます。 - ヨガやフィットネスの要素も含む
他の運動方法(ヨガ、フィットネス、バレエなど)の要素を取り入れている場合があり、よりモダンなスタイルです。
メリットとデメリット
デメリット: スタジオやインストラクターによってアプローチが異なるため、質にばらつきが出ることがあります。
メリット: 柔軟にカスタマイズできるため、初心者から上級者まで幅広いレベルに対応可能。怪我のリハビリや特定のスポーツのパフォーマンス向上など、目的に合わせて取り組みやすい。
因みに私はどちらの資格の勉強もしました。
それによってデメリットも上手く克服できているように思います。